TOPICS

「まどはひらかれとじられる」 2022.10.17mon.~10.22sat.
ギャラリイK

ウラサキミキオ
「まどはひらかれとじられる」-part2

2022年10月17日-10月22日 11:30-18:30(土曜-17:00)
ギャラリイK 東京都中央区京橋3-9-7京橋ポイントビル4F

結果報告

「まどはひらかれとじられる」 2022.10.17mon.~10.22sat. ギャラリイK

今回も基本的には油彩絵具を用いて制作をしました。
テーマについても、前回同様、身近な風景の中に突如として現れる異界としての「まど」、その異界が見えなくなったかと思うと、再び現れる様を扱っています。
今回の特徴としては小作品が増えたことです。17点の作品を持ち込みましたが、うち7点が小作品でした。
全体の構成の関係で14点を選んで展示しました。作品をご覧いただいた方、ご購入いただいた方、どうもありがとうございました。

展示作品紹介(一部)

「まどはひらかれとじられる」2022年

油彩、キャンバス 803㎜×803㎜
娘の部屋にある大きな窓を描いたものです。少し前に娘が一人暮らしを始めたため、今その部屋は使われなくなっています。誰もいないはずのその部屋ですが、そこには確かになにものかが潜んでいる・・・そしてこの窓のところで外の世界を開示するのと同時に、今いる内の世界へと目を向けさせるのです。

「まどはひらかれとじられる」2022年

油彩、キャンバス 803㎜×803㎜
これも娘の部屋の窓を描いたものです。ここでは遮光用の分厚いカーテンが引かれ、外の世界を伺い知ることはできません。ですが、ここには全く別の意味での世界が開かれています。閉じられたはずの窓は、再び開けられるのです。そこには何が見えるのでしょうか。

「Minamo」2022年

油彩、キャンバス 803㎜×803㎜
相模川沿いの農地を縦横に流れる水路。そこに掛けられた小さな橋に立って、私は飽かず、水面を見つめていました。そこに見える様々な色や形・・・何かが見えそうで、見えなくなって、また見えてくる・・・

「Minamo」2022年

油彩、キャンバス 803㎜×803㎜
同じ農業用水路を描いたもの。水面というのは人を引き込む魔性の力というものを持っています。そこに映し出されるものは何なのでしょう。川底に沈んでいるものでもなく、川面が映し出している上空のものでもなく、水そのものでもない。今ここにあるはずのない何ものかが見え、見入られる。それは何なのでしょうか。そして、なぜそれは見えるのでしょうか。

「ベランダ」2022年

油彩、キャンバス 909㎜×727㎜
ベランダは私にとって重要な場所です。ベランダで起きている、じつにさまざまな出来事が折に触れ、私の情感に訴えてきます。ある日のベランダ。妻のパジャマが、娘のシャツが、息子のバスタオルが、その日の陽射しに照らし出されて全く別の生き物のように輝き出します。

「ベランダ」2022年

油彩、キャンバス 727㎜×909㎜
同じく、ベランダのパジャマやシーツ。陽射しに射抜かれてカーマインやホワイトに光り輝くそれらは、パジャマやシーツではなくなり、別のなにものかになります。しかし、次の瞬間には。再びパジャマやシーツとして目の前に立ち現れます。ただし、今度はより象徴的な意味を持つものとなって・・・

「Minamo」2022年

油彩、キャンバス 530㎜×803㎜
苗が植えられる前、水が引かれた田の様子です。雨が多く、どんよりとした空の下、すべての色を飲み込んでしまったかのような水面には、じつにいろいろなイメージが立ち現れます。そしてそれらはあっという間に姿を消していくのです。

「向こう側のまど」2022年

油彩、アクリル、紙、パネル 651㎜×803㎜
ある施設の廊下に開かれた窓です。薄くカーテンが引かれており、外の様子はかろうじて伺える程度です。
この窓が「ちょっと」と、私を呼びとめます。呼び止めて何かを見せようします。それは何なのでしょうか。

2022 10/17 mon.〜22 sat.

ウラサキ ミキオ Mikio Urasaki
「まどはひらかれとじられる」
11:30〜18:30(sat.〜17:00)

※ご来場の際はマスクの着用をお願いします。

ギャラリイK:〒104-0031 東京都中央区京橋3-9-7 京橋ポイントビル4F
Tel/Fax:03-3563-4578
Mail:galleryk@nifty.com
Web Site:http://galleryk.la.coocan.jp
>アクセスマップ

作品購入の方へ

額装をご希望の方はご相談ください。

額装
額装
額装